1971年製 Marshall Super Lead 100・・・
出てくる音の存在感は圧倒的にヴィンテージ・マーシャルの醍醐味ですね。
音の生々しさ、音圧(キャビから出てくる音ではない)、押し出し感、音のジャンピング感、どれをとっても圧倒的に凄いの一言です。72年ころまでPTPが継承された(モデルにもよるらしい)のですが、60年代のものとはキャラクターが異なりブーミーというよりドライブしてる感じがこの年代の好きなところです。
ハイエンドの抜けの鋭さとひたすら凄みのあるローエンドは他のアンプでは味わえない魅力のひとつ。Inputをリンクさせ、1と2のアウトプットを調整(2を1の倍くらい)すると、まさに70年代のあの音になります。名盤で聞けるホワイトノイズまでそのまま再現されるあたりは絶句…。低音弦を弾くと、まるで「Bass」のようにぶっといサウンドはまず現在のアンプではないでしょう!
簡単に見える回路だからこそ、ギターをプラグインするとピックアップまで含め、電気回路が完成するかのような感覚が味わえます。これを知ってしまうと、やはりハンドワイヤのアンプが一番。プレキシもいいですが、70年代初期のモデルも最高です。
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